今回もいただきものシリーズです。
友人の鹿児島旅行のお土産に、こんなものをいただきました。
鹿児島・枕崎の「茶節（ちゃぶし）」セットです。
茶節・・・今回初めて知りましたが、お茶と鰹節で「茶節」ですね。
それぞれごく普通に家庭にあるものなのに、この組み合わせは今までしたことがありませんでした！
枕崎ってどんなところ？
枕崎という名前は聞いたことがありましたが、それがどこにあるかは 正確には分かっていなかったので、
調べてみました。
枕崎は、鹿児島・薩摩半島の一番下に位置する市。
枕崎は特にかつお節で有名で、枕崎漁港で水揚げ量されるカツオは全国有数規模、
さらに「かつお節生産量」では日本一とのこと。
またお茶どころとしても知られているんですね。
緑茶はもちろん、日本で最初に紅茶の栽培に成功した場所でもあるそうです。
つまり、枕崎の名物同士がドッキングした伝統食ということ。
生まれるべくして生まれた、この「茶節（ちゃぶし）」。 早速、いただいてみます。
茶節（ちゃぶし）をいただいてみる。
まずは茶節セットのパッケージ。 外箱は処分してしまったので、中袋から。
中袋を開けると、枕崎茶と鰹節、それに袋入りの味噌が入っています。
これらを器に入れて、お湯を注げばいいのですが、ここでふと疑問が。
「茶節」って、お茶なの？ それとも汁物？
それによって、湯のみ茶碗に入れるのか、
汁椀に入れるのかが変わってくるじゃないか・・・
（細かいところにこだわる派）
商品パッケージ写真を見てみるも・・・
うーん、湯のみ茶碗か汁碗か、どうも判然としない。
まあ、中身の鰹節もしっかり食べたいので、
箸が使いやすい味噌汁椀でいきます。
味噌とお茶の粉末を入れて・・・
さらに鰹節を投入。
そしてお湯を注ぎます。
注いだあとはこんな感じ。
最後に軽く混ぜてみると、粉末茶のおかげで薄い緑色に変化。
こうして見ると、少しお茶っぽさが出てきますね。
ではいただきま〜す。
ほっこり沁みるぜ！茶節
一口飲んだ感想は、「存外、お茶である」。
味噌、そして鰹節がたっぷり入っているので、もっとだし汁寄りの味かと思ったんですが、
意外にもお茶の味がしっかり出ていました。 そしてすごく、体に沁みるお味です。
程よい塩分が、体に心地よいのかもしれません。
この「沁みる」感覚は、他の飲み物・・・お茶やコーヒーでは体験できないもののように思います。
そういえば、風邪をひいたり、体調が優れない時に、ほうじ茶や番茶に梅干しを入れ、
つぶして飲んだりしますが、それと同じ感じですね。
また二日酔いの時には、水分だけでなく、少し塩分が入っているものが胃にやさしいそうですから、
まさに茶節はピッタリです！
それにしても、お茶に味噌、そして鰹節。
どれも家庭にいつもある材料なのに、どうして今までこの飲み方を思いつかなかったのかしら。
それくらい、ほっこりと懐かしい味わいの「茶節」でした。
次は自宅の材料で「マイ茶節」、作ってみようかな。
2018.10.16追記：
ふと自宅にある鰹節のパッケージを見ると、枕崎のものでした。
何気なく近所のスーパーで買ったものですけど。
すごいぜ、枕崎ブランド・・・！
マルマルモリモリ。
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