銅製ドリッパーを手に入れた!
自宅でコーヒーを淹れる時は、カリタのプラスチック製ドリッパー(101-D)を使用している私。
これ、使い勝手も悪くないし、食洗機で洗えるし、なにより価格が安くて気軽!ほぼ毎日のように使ってます。
で、使用感に特に不満はなかったんですが、かなりヘビーに使っていた(1日3〜4回のドリップ&食洗機にもガンガン入れて洗ってる)せいか、細かい傷が目立ってきて、少々くたびれ気味。
このまま使い続けると、大きなヒビも入ってくる可能性もありそう・・・。
と、まあそんな状態だったのですが、グッドタイミングで家族が新しいドリッパーを購入してくれました。
ピカピカの光沢が美しい!102-CU
我が家にやってきたニューフェイスがこちら。
カリタの銅製ドリッパー、102-CUです。
ピッカピカ〜の光沢が実に美しい!
取手部分にはゴムカバー。これがないと、お湯を入れた時、熱くて持てませんからね。
サイドには刻印入り。
101-Dと同様、三つ穴タイプです。
銅製、プラスチック製で淹れるコーヒー、味の差は?
さて、プラスチック製の101-Dとは、お値段に何倍もの差がある102-CUですが、果たして両者のコーヒーに味の差は出るのでしょうか?
試しに豆の量、抽出時間、お湯の温度を同じ条件で淹れてみたところ・・・
正直、味の差はほとんどないように思いました(!)。
まあ、どちらもペーパーフィルターを通す(コーヒー粉が直接ドリッパーに触れるわけではない)ので、差が出にくいのも当然っちゃ当然ですね・・。
となると、銅製ドリッパーでコーヒーを淹れるメリットとはなんでしょうか?
銅製ドリッパーを使うメリットとは・・・
単純に、コーヒーの味や香りだけで比べると、プラスチック製と大差ないように思える「銅製ドリッパー」。
ですが、実際に使用してみて、ここは銅製が優れている!と感じた点があるので、以下に挙げてみます。
熱伝導率がよい。
コーヒーを淹れる前には、カップやドリッパーを温めますが、銅製は熱伝導率が高いので、お湯を入れたカップの上に乗せておくだけでドリッパーがいい感じに温まります。プラ製だとこうはいかない。便利!
ただ、この熱伝導率の良さ(温まりやすさ)は逆にいうと、冷めやすいということでもあります。
あまり時間をかけて淹れていると、今度は湯温が下がってきてしまうので、そこは注意が必要かも。
高級感がある。
銅の美しい光沢と、ズッシリとした重厚感。高級感のあるたたずまい。これだけでも、「良いものを持つ喜び」を味わえます。コーヒーを淹れる時間が、いつもよりリッチなものになりそう〜。
長く使える楽しみがある。
銅製は、使い込んでいくうちに色が変化していきます。ちょっと大げさですが、自分の使った歴史がそのままドリッパーに現れると言いましょうか。それがまた味わいにもなったりして。
また、劣化も早く、買い替えサイクルが早いプラスチック製に比べて、長持ちするのもいいところ。
銅製ドリッパーのデメリットは?
とはいえ、銅製ドリッパーにはデメリットももちろんあります。
重い
プラ製のドリッパーに慣れていたので、銅製は、持ったときの重さにまずびっくりしました。まあ、すぐに慣れましたけど。
また抽出後のペーパーフィルターを捨てる時も、プラ製に比べると、なぜかフィルターが離れにくい。密着度が高いんでしょうか。
食洗機で洗えない
食洗機メーカーの説明によると、銅製品は専用洗剤の成分により表面が白くなったり、黒ずむ恐れがあるとのこと。これ、ドリッパーに付属している説明書には明記されていないのですが、食洗機で洗うのは避けた方が良さそうです。
取手部分が熱くなる
熱伝導率の良さが災いしてか(?)、お湯を注ぐと取手部分も熱くなります。ゴムのカバーがあるので、持てないほど熱くなることはありませんけど、気になる人は気になるかも。
それでもやっぱり、持つと嬉しい銅製ドリッパー「カリタ102-CU」
プラスチック製に比べ、少しだけ使うのにコツが必要な銅製ドリッパー、カリタ102-CU。
ですが、所有していることの満足感と、使うときのリッチな気分は代え難いものがあります。
実際、購入してからというもの、手が伸びるのはもっぱら銅製のほう。
つくづく道具というものは、機能性はもちろんですが、それ自体に愛着が持てるか、というのも重要なポイントなんだなーと思ったのでした。
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