「神保町」と聞くと、思い浮かべるものは何でしょうか。
古書店街、カレー。そしてもうひとつ、忘れちゃいけないのが「喫茶店」。
最近はいまどきのカフェも増えてきたようですが、神保町といえばやはり喫茶店。それも老舗がたくさんあります。
「さぼうる」なんか特に有名ですね。
今回は、神保町喫茶店めぐりシリーズ第一弾!として、1976年創業、これまた老舗の「カフェ トロワバグ」へ行ってきました。
出口徒歩1分!駅チカ喫茶「トロワバグ」
カフェ トロワバグは、神保町A1出口を出てすぐ。地下へ向かう、やや急な階段を降りたところにあります。
店内は少し暗めの照明で、アンティーク調のインテリア。地下のため窓もありません。ですが、それがかえって落ち着く感じ。カウンター席とテーブル席、合わせて30人入るかな・・・?くらいの、こじんまりした席数です。
名物グラタントーストとトロワブレンド
訪問時はちょうどお昼時。そこで、お腹を満たすべく、トロワバグの名物だというグラタントーストを頼んでみました。
セットコーヒーはトロワブレンドで。こちら、コーヒーはネルドリップで淹れているそう。
最近ネルドリップの美味しさにはまっているので、これは嬉しい。
注文してしばらくすると、なぜかウエットティッシュがボックスごと運ばれてきました。
これ、トーストで手が汚れるからってことかな・・・?
グラタントーストのボリューム感!
さらに待つことしばし、グラタントーストがコーヒーとともに運ばれてきましたよ!
トーストには、懐かしく優しい味のグラタンソースがたっぷりと。ハムも挟まれていて、なかなかのボリューム感。
一応フォークも付いてきますが、これは主に添えられたポテトサラダ用でしょう。トーストはやはり手で食べたいですから。
というわけで、どうしても手が汚れる。そこで、前述のウエットティッシュ登場、という訳なんですね。納得。
ポテトサラダはブロッコリー、人参、あとはパプリカ?が入っています。粒マスタードが効いていて、美味しい。ちょっと家で作ってみようかな〜、と思わせる味でした。
まろやかトロワブレンド
トーストセットのトロワブレンドに使われている豆はオールドビーンズ。
オールドビーンスとは、生豆を数年寝かせたものだそうで、こうすることによりコーヒーの旨味が凝縮されるんだとか・・・。
そんなトロワブレンドを飲んでみると、とてもまろやか。苦味も強すぎず、後味が優しい。
これは、ネルドリップで淹れているせいなのか、はたまたオールドビーンスのなせる技なのか?
私ごときでは判断がつきませんか、また飲みたい!と思える味だったことは確か。
ただ、セットメニューのせいか、カップが小さめで、もう少し量が欲しいなと思ったのが正直なところです。
次回は単品で頼んでみよう。
●コーヒー豆の通販もしているようです。→トロワバグ オンラインショップ
常連になってみたいお店、カフェトロワバグ
ちなみに、調べたところによると、「トロワバグ」の名前の意味は、「トロワ(trois)」はフランス語で「(数字の)3」、「バグ(bagues)」は「輪(わ)」・・・つまり、「三輪」。
オーナーの三輪さんの名前からつけたものだそうですが、なんとも美しい響きの店名ですよね。
そういえば確かに、お店のロゴマークにも三つの輪が描かれていたなー。
ともあれ、古き良き喫茶店の雰囲気たっぷりの、こういうお店の常連と呼ばれるようになれたら、素敵!
行きつけとして誰かを連れて行けば、きっと一目置かれそうなお店、神保町・カフェ トロワバグでした。
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