神保町での老舗喫茶店めぐり、第2弾!
老舗喫茶店めぐり・第2弾は、前回のカフェトロワバグと同じく、神保町の「ミロンガ・ヌオーバ」です。
神保町駅A7出口から徒歩2分の、細い路地にあるミロンガ ヌオーバ。
「ミロンガ」とは、「タンゴのダンスパーティー、ホール」の意、「ヌオーバ」は、スペイン語で「新しい」の意味。元々は「ミロンガ」という店名のみでしたが、20年ほど前に改装した際に「ヌオーバ」と名前がプラスされたとか。
ミロンガは、アルゼンチン・タンゴ・ダンスを踊る場所を示す言葉。
ダンスを披露する場所であればよく、設備について厳密な定義はない。
- 中央のフロアーの周りにテーブル席を配置し飲食可能としたもの。
- 単に周囲に椅子を並べただけのもの。
- ※一般に前者が本格的なものとされる。
なお、ミロンガは音楽のジャンル、およびその音楽によって踊られるダンスの形式でもある。
(引用『ウィキペディア(Wikipedia)』)
つまり、「新しいタンゴのダンスホール」的な感じ?
かなり年季の入った煉瓦造りの建物。店内が暗いため、外からは中の様子が伺えず。
若干の緊張を覚えつつも、ドアを開けると、若い女性の店員さんが席に案内してくれました。
カフェ・トロワバグでも意外だったんですが、こういうレトロな老舗系喫茶店には、案外若い人、それも女性の店員さんが多いことにびっくり。
(勝手に「無口なヒゲのマスターが淹れるこだわりコーヒー」みたいなイメージを持ってました)
考えてみれば神保町は学生の街。アルバイトさんも多いのかもしれませんね。
[link url=”https://coccha55.com/tea/jinbocho-troisbagues”]
ちなみに訪問したのは日曜日の午後。ちょうどお茶の時間だったせいか、ほぼ満席に近く、空いているのは大テーブルの相席のみ。
しかし、他人同士で囲む大テーブルは、程よい距離感がありつつ、不思議な一体感があり、たまには相席も悪くないな〜、なんて思ったり。
アルゼンチンタンゴ流れる大人なムード。
店内では、もちろん終始タンゴが流れています。
店員さんが棚に入っている沢山のレコード盤の中から一枚選び、プレイヤーにセットするその所作が、映画のワンシーンのように見えたりして。昔の喫茶店なんかでは、よくある光景だったんでしょうけどね。
ミロンガのメニュー
ミロンガのコーヒーメニューは、ブレンドをはじめ、マンデリン、ブラジルなど。
少なすぎず多すぎず、の、ちょうどいいメニューバリエーションですね。
そうそう、直接味には関係ないですが・・・こちらのメニューの手書きの文字がすごく私好みでした!
手書きならではのあたたかみがあり、それでいてクセが強すぎない読みやすい文字。レイアウトもデザイン性高くて見やすい。イラストも同じ方が描いたのかも?
絵が上手な人って、字も魅力的な人が多いというのが、私cocchaの持論です。
ミロンガブレンドとトアルコ・トラジャ
さて、今回はミロンガブレンドとトアルコ・トラジャを注文しました。
ミロンガブレンドは、やや苦味寄り、コクのある感じ。
対するトアルコ・トラジャは、癖が少なくすっきりとした飲み口でした。
好みが分かれるところですが、私はトアルコトラジャ派かな。
世界のビールもあるよ!
お店の看板にもある通り、こちらでは各種外国のビールも扱っています。
タンゴ流れる店内で飲むビール、美味しそうだな~。
フードメニューもジャンバラヤやピザ、バゲット付きのスープなど、個性的で美味しそうなメニューがたくさんあり、お腹もバッチリ満たせます。
タンゴ音楽に浸るもよし、ゆったりコーヒーやビールを楽しむもよし。一見敷居が高そうな店構えとはうらはらに、とても心地よい時間が過ごせる、ミロンガ・ヌオーバでした。
なお、路地の向かいにある姉妹店「ラドリオ」。こちらも外観からして実に味わい深い。次回訪問時はミロンガ・ヌオーバとラドリオ、ハシゴしちゃうのも楽しそうです。
ミロンガ・ヌオーバ(食べログ) 東京都千代田区神田神保町1-3 tel:03-3295-1716
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