現在、上野・東京都美術館で開催中の「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」を観に行ってきました。
世界で最もよく知られる名画の一つ《叫び》を描いた西洋近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンク(1863-1944)。画家の故郷、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点により構成される大回顧展です。
複数描かれた《叫び》のうち、ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画の《叫び》は今回が待望の初来日となります。愛や絶望、嫉妬、孤独など人間の内面が強烈なまでに表現された代表作の数々から、ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで、約60年にわたるムンクの画業を振り返ります。
2018年10月から始まっているこのムンク展、世界的に有名な作品「叫び」が初来日するとあって、かなりの人気&混雑度。
特に土日は入場までの待ち時間もプラスされるとあって、大変な人出のようです。
ちなみリアルタイムでの混雑度はこちらでチェックできます。
【12月8日(土)】13:45現在
ムンク展、会場内は大変混雑しております。
入場までの待ち時間は約20分です。
券売窓口の待ち時間は約5分です。
本日は17:30閉室、最終入場は17:00です。#ムンク展混雑情報 #ムンク展— さけびクン@ムンク展 (@munch2018) December 8, 2018
今回は、なるべく混雑を避けるために、美術館が夜8時まで開館している金曜日の午後に訪れてみました。
平日の「ムンク展」。混雑度は?
美術館に到着したのは金曜日、午後3時ごろ。入口付近は、それほどの人出はありませんでした。
が、中に入ると、すでにチケット売り場で行列ができていました。平日でこれかあー。(写真は撮れなかったのでイメージです。)
ムンク展、やっぱり人気なんですね。
しかし今回は、前売り券があったため、チケット売り場には並ばず入場できました。
なお土日だと入場するにも並ぶらしいので、スムーズに入場できたのは、平日ならではかもしれません。
展示会場の様子は?
※写真撮影は禁止されていたため、文章のみでお伝えします。
まず会場に入ってすぐ、企画展の開催について挨拶文や説明文の掲示がありますが、ここですでに人だかりが。
この手の掲示文を読むのは多少時間がかかるので仕方がないとはいえ、いきなり出鼻をくじかれます(汗)
そして、この先もずっとこんな感じで人混みの中を進んでいくので、ひとつひとつの作品とじっくり向き合って鑑賞することは、正直むずかしいですね。
ただ、皆さん総じてマナーがよく、譲り合って鑑賞していたので、それほどストレスは感じませんでした。
目玉作品、「叫び」
いくつかの展示部屋を経て、いよいよ今回の企画展の目玉、「叫び」の部屋へ。
ここでは、係員の案内のもと、「整列しながら作品の前を歩いて鑑賞するスタイル」が取られていました。
「立ち止まらないでくださいー」ってやつです。
ゆっくり鑑賞こそできませんが、これなら公平に作品を見ることができるし、私のように身長の低い人間からすると、前に障害物が何もない状態で見られるのはありがたい。
なによりわずかな時間でも、あのムンクの「叫び」を数十センチの目前で見ることができたのは、さすがに感動しましたね!
正直、ほかの作品もこういう整列スタイルにすればいいのに、と思いました。
そして以下は、ムンク展を鑑賞しての個人的な感想です。
- 油彩画に版画などを加え、約100点の作品が展示され、かなり見応えがある。
- はじめの方に展示されている、自画像の作品群が個人的に好み。
- 「叫び」や「マドンナ」に代表されるように、暗く陰鬱なイメージがあるムンクだが、思いのほかカラフルで、鮮やかな色使いの作品も多い。
ムンク展、企画いろいろ
さて今回のムンク展では、さまざまな企画やコラボグッズがあります。
まずは、12/25(火)、中学生以下の子供とその保護者が対象の「こどものための鑑賞会」。
【#ムンク展 こどものための鑑賞会開催!】
12/25(火)、ムンク展では冬休みの特別企画として「こどものための鑑賞会」を開催します。休館日に臨時開室し、中学生以下のお子様と保護者の方だけが鑑賞できる特別な一日です。事前申込不要、詳細はコチラからご確認ください→https://t.co/EEu9S0s2ar pic.twitter.com/EE9YtwV9cH— 東京都美術館 (@tobikan_jp) December 7, 2018
対象の人のみの特別限定企画なので、ゆったり鑑賞できそう。これは羨ましいです!
また、12月中高校生は無料で観覧できる企画も。
【#ムンク展 は12月高校生無料!】
開催中の「ムンク展―共鳴する魂の叫び」は、12月中、高校生は無料で観覧できます。来館の際は学生証をお持ちいただき、会場入口でお見せください。
代表作《叫び》をはじめ、画家の全容を紹介する大回顧展を、この機会にぜひご鑑賞ください! pic.twitter.com/NOmHea9UYP— 東京都美術館 (@tobikan_jp) December 6, 2018
学生さんはいいなあ〜!!
近郊の高校生の皆さんは、学校帰りなどに出かけてみては?
またコラボ企画として、BEAMSやポケモン、湖池屋のカラムーチョとのコラボグッズもあります。
さらにアトレ上野でも、ムンク展にからめたコラボメニュー展開中ですよ。
まとめ&おまけ
日本初来日の叫びをはじめとする作品群が話題の「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」。
開催は1月20日(日)までです。 冬休みやお正月休みに、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
ただし、かなりの混雑が予想されますので、そこは覚悟の上で(汗)
【おまけ】
アトレ上野内、アンデルセンで販売中のコラボメニュー、ムンクの叫びパンを購入しました。
見た目だけでなく(?)、味も美味しかったです!
ちなみに隣はデニッシュスコーン。これ、バターの香りたっぷり&サクサクで、大好きなのです。
アンデルセンのパンは、ちょっとお高いんですが、どれも美味しくてついつい買ってしまいます・・・。
以上、【上野・東京都美術館】「ムンク展―共鳴する魂の叫び」に行ってきた!でした。
夕暮れ時の東京都美術館。黄昏空に、館内の壁の色(赤・緑・黄)のコントラスト。
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