シチリア伝統のお菓子・カンノーリ
映画「ゴッドファーザー」シリーズといえば、あまりにも有名&壮大な三部作。名作ですね。
この物語に出てくるお菓子に、カンノーリ(カンノーロ)があります。
マフィアのドンである主人公マイケルのルーツ、シチリア島の伝統菓子であるカンノーリ。特にパートIIIで、マイケルの妹コニーが敵対するドンにこのカンノーリを食べさせるシーン。画像がなかったのでイラストで描いてみました。
まあこのカンノーリは、毒入りなんですけどね・・・。とにかく、このシーンがすごく印象的だったのです。
そんなわけで、このカンノーリの存在を知ってから、いつか食べてみたい!と夢見ておりました。
ただ、私が初めてゴッドファーザーを見たのは今から15年ほど前なんですが、その頃、カンノーリが食べられるお店の情報ってほとんどなかった気がします。
ようやくここ数年、カンノーリに関する情報も扱うお店も増えてきましたが、それでもまだまだ少ない。
そんな中、東京駅地下のグランスタにある、イタリアンレストラン&食材店のEATALYで、なんとカンノーリが販売されているのを発見!
ある意味マニアなお菓子であるカンノーリが、東京駅の地下という、どメジャーな場所で食べられるとは・・・!
EATALYのカンノーリ
さて、EATALYで購入した、噂のカンノーリがコチラ。
正直、あまり「映え」のない感じのビジュアル・・・。いや、それだけ素朴なお菓子ってことだよね。
EATALYでは、プレーンなカンノーリ(クラシック)をベースに、ひとつにつき、2種類まで無料でトッピングが選べます。
今回選んだのは、それぞれピスタチオ&オレンジピールと、アーモンド&ヘーゼルナッツ。
いずれもひとつ380円(税込)です。
憧れスイーツ、カンノーリを実食!
さて長年の憧れだったカンノーリ。いよいよ実食です!
カンノーリは、小麦粉ベースの生地を筒状にして揚げた中に、リコッタチーズのクリームを入れたものがベース。
そのビジュアルから想像するに、こってりとした味を想像していましたが、酸味のあるリコッタチーズがベースになっているせいか、案外軽く、しつこくない。むしろ爽やかさを感じる味ですね。リコッタチーズの味が、ヨーグルトに少し似ているせいか?
周りの生地は、独特のザクザク感あり。マクドナルドのアップルパイの生地に近いかも。
中にはリコッタチーズのクリームがたっぷり。
トッピングもアクセントになってます。
個人的に一番気に入ったのは、オレンジピール(上記写真左側)。ピールの酸味が全体の味にメリハリをつけていて、おいしいですね〜。
カンノーリ、作り置きはできないが・・・
なおカンノーリは、注文を受けてからクリームを詰めるスタイルが基本。
そうしないと、クリームの水分を生地が吸ってしまい、ザクザク感がなくなってしまうからです。
そんなわけで作り置きには不向きなカンノーリは、必然的にお取り寄せにも向いていません。
ですが、こんなものを発見。
カンノーリの皮!(という表現で合ってるのか?)
これなら、中に入れるクリームさえ準備すれば、家庭でもカンノーリが楽しめる!
いやいや、皮から全部作っちゃうもんね!という手作り派の人には、こちら。
数年前ですが、NHKの番組「グレーテルのかまど」で紹介されていたレシピもあります。
ゴッドファーザーのカンノーリ | NHK「グレーテルのかまど」
手間はかかりますが、作りたては美味しいだろうな~!
カンノーリ用の型なんてのもあるんですね。
最近はシチリア料理をメインに扱うお店が少しずつ増えてきているようです。
もしかしたら、これらのお店でもデザートにカンノーリが出てくる可能性もあるかも?!
シチリア料理とともに、本格的なカンノーリも、もっと気軽に味わえるようになれば嬉しいな〜。
以上、 【映画に出てくるあのお菓子】ゴッドファーザー「カンノーリ」でした。
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